こんにちは。
子どもを見ていて、ふと「これ、私にそっくり…」と思うこと、ありませんか?
又、他の子供とご両親をみて、似てるなぁと思った事ありませんか?
性格のクセ、好きなこと、考え方の傾向。
「やっぱり性格や頭の良さって、親から遺伝するのかな?」と気になって調べてみました。
「親の性格や頭脳は子どもにどのくらい遺伝するのか」を、母親としての実感とともにお話ししたいと思います。
性格は「遺伝」と「環境」の半分ずつで作られる

心理学の研究で、
双子と、養子での研究でわかった事は、性格はおよそ50%が遺伝、残りは環境による影響といわれています。
遺伝的なものが50%(両親からそれぞれの遺伝子が半分ずつランダムに)異なる組み合わせなので
片親そっくりという事はなく、50%が遺伝。残り50%が環境との事。
つまり、親の性格の一部は確かに子どもに受け継がれます。
私の子どもも、
人見知りで慎重なところ、好きなことに没頭するところ。
でも、私よりずっと社交的で明るい一面もあります。
そう考えると、「似ているのに違う」のが親子の面白いところかもしれません。
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頭の良さ(知能)は、遺伝だけで決まらない

「頭がいい子に育てたい」と思うのは、どの親も同じ。
確かに、知能(IQ)もある程度は遺伝するといわれています。
でも、ここで大切なのは、
“知能=遺伝で終わり”ではないということ。
親が頭がいいと、子どもが勉強する環境も良く
(裕福で教育に関心が高い傾向が有るため、書籍や塾や習い事と、学べる機会が多い)
結果的に「頭がいい親の子どもは、頭がいい場合が多い」となる事例が多い。
あくまでも多いというだけで全てではありません。
一方で、子どもの「好奇心」や「考える力」は、
毎日の会話や経験の中で育っていくので、
たとえば、私が「なんでだろうね?本で調べてみよう」と子供と、一緒に考える習慣を続けてきたら、
子供も自然と「なんでだろう、本で調べてみよう」という姿勢が身につきました。
又、直接関係ないかもしれませんが、
日々子供自身に小さな事を選択させるようにする
・お風呂とご飯どっちが先がいい?
・こっちの色とこっちの色どつちがいい?
・今日の洋服どっち着ていく?等
をしています。
そうすると自分で考えて、取捨選択していく癖がついてきます。
つまり、親の影響は遺伝だけでなく、日々の関わり方の中にも強く表れるんですね。
「似ている」と感じたら、それを強みに変えていこう

子どもの性格を見て「自分にそっくり」と感じると、
つい心配になったり、直したくなったりするものです。
でも、私が経験して感じたのは、
「似ている=悪いことではない」ということ。
自分に似た部分は、理解しやすい部分でもあります。
たとえば、私が落ち込みやすい性格だからこそ、
子どもが悩んでいる時の気持ちを、誰よりも分かってあげられる。
遺伝は運命ではなく、子どもを理解する「ヒント」。
そう思えるようになっていくと、子供との向き合い方も少し、違ってくるのではないでしょうか。
遺伝よりも、「どう関わるか」で未来は変わる

性格も頭の良さも、たしかに親からの影響はあります。
でも、それ以上に大切なのは、
「どんな言葉をかけ、どんな環境を作ってあげるか」。
親の生き方や考え方は、
子どもが見て、感じて、吸収していくものです。
ここで一つ注意したいのは、悪い事も遺伝する事。
「子供を見れば、親がわかる」と、言われているように
「言葉遣い」や「態度」、は子供に遺伝します・・(汗)
この点を注意しつつ、完璧な親じゃなくてもいいので、
「自分らしく生きている背中」を見せることが、
子どもにとって何よりの「遺伝」になるのかもしれません。
それでは また。

