猫の腎不全ステージ4 と診断されて1年経過。慢性ではなく急性(血栓のつまり)?我が家の体験記

猫と暮らす幸せと悩み
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「もういつ亡くなっても、おかしくありません」
そう告げられた日から、1年が経過しています。

うちの猫は腎不全ステージ4と診断されながら、今も穏やかに暮らしています。

その時の記事はこちら →猫が突然、腎不全ステージ4と診断された。

ネットでは「余命は数週間」と書かれていることも多いですが、実際は猫の体質や原因によって進行の仕方も違うようです。
今日は、私の体験として、

ステージ4から1年経過して、今も生きている理由を、先日の動物病院にて受診した時、先生がおっしゃっていた事をお伝えしたいと思います。

慢性ではなく急性の腎不全「血管のつまり」説

定期的に病院へ行っているのですが、先日受診した時、
ステージ4の数値だったのに今も1年以上健在という事は、もしかしたら
長く生きている理由が、
「血管のつまり(微小な血栓など)」による腎臓機能がダメになり、
何らかの作用で、そのつまりが取れ、残った腎臓の機能で今生きている。

「血管のつまり(微小な血栓など)が原因の急性腎不全だった可能性がある」
という事をおっしゃっていました。

その時、CT/MRIの検査をすれば血栓があるのか、わかったかもしれませんが、そこまでの設備が整っている病院はなかなかないとの事。(そして猫の体にも負担がかかると想像できます。)

以前の記事でも書きましたが・・・

病院での血液検査では、
クレアチニン:13.6
BUN:130

「この数値は、生きているのが不思議なくらい」と言われました。
獣医師からは「腎不全の末期、ステージ4」と告げられました。
点滴をしても命はあと数週間かもしれないと言われ、頭が真っ白になったのを覚えています。

奇跡的な回復

その後、点滴をしたりしながら様子をみていたら、奇跡的に食欲も徐々に戻り少し元気になっていきました。

少し落ち着いて、前回の血液検査から3ケ月後に血液検査をした結果
クレアチニン:2.6 (ギリギリ高値)
BUN:45 (ギリギリ高値)
と前回に比べればだいぶ良くなっていました。
とてもうれしかったのを覚えています。

しかし、この血液検査を最後に、
「いくら血液検査してもあまりかわらないと思うので、
数値より、全体の様子(体重や食欲等)をみながら判断していきましょう。」
という診断でした。

私もその方針に賛同して、もう血液検査をしないで、体重を減らさないように注意しています。

 

我が家で続けているケア方法

現在、診断からほぼ1年。

⚫️皮下点滴について・・・
当時は皮下点滴60mlのシリンジを2本でしたが、
落ち着いた頃から今現在は1日1本(60ml)を毎日続けています。

⚫️食事について・・・
体重を落とさない事をが最重要なので、
腎臓サポート食に限らず、食べるフードは(カリカリ・ウェット関係なく)本人(猫)が沢山食べてくるものをあげています。
日によって昨日は食べてくれたフードを、今日は食べない。
昨日食べてくれなかったフードを、今日は食べるという事は頻繁にあります。
なので、いろんな種類をちょこちょこストックしています。

回数は、以前と違い、一度に大量に食べられないので、小量をちょこちょこ食べています。(1日4〜5回くらい。幸い私は自宅にいるので対応できています。)
※カリカリは水分が少ないがカロリーはある。ウェットは水分が取れるがカロリーが少ない。

⚫️その他・・・
なるべくストレスを与えない事!
室温をなるべく一定にして、大きな音を立てない様にしています。
小学生の子供がいるので、何度言っても扉をバタンと閉めてしまう事があるので、扉の下にスポンジをテープで止めてクッションにして大きな音がしないようにしています。

さいごに

猫の腎不全ステージ4と診断されても、うちの猫はラッキーな事に急性の可能性もあり、あきらめずにケアを続けることで、1年以上穏やかに暮らしています。

「治す」というより、「体が少しでも楽に生きられるようにする」気持ちでやっています。
あまり過度の治療はしない様に(それでも毎日の点滴について、「自然じゃない」と悩む事もありました)しようと思っています。

ただ、家族旅行は、腎不全と診断されてから、私抜きで行ってもらっています。
ペットホテルに預けるとストレスがかなりかかる事。
なによりペットシッターにお願いしても、点滴はできません。

しかし、いつも行っている病院に少し話してみたら、預かりますよ、とおっしゃってくれたので、
点滴の心配がないので次回の家族旅行は、1泊程度なら私も参加できるかなと思います。
(病院1泊は、ストレスがかかりますので)

腎不全の猫と暮らすのは、毎日が不安との戦い。
しかし、家族として受け入れたからには、後悔がない様に、もしもの時の覚悟をもって、猫の気持ちも想像しながら、各個人・家族、治療に対する考え方は違うので、病院の先生と相談しながら、自身の考えにそって

「今できる事をやる」
これしかないのかなと思います。

今うちの猫は、最近寒くなってきたので、ホットカーペットの上で寝ています。
この穏やかな時間が、一日でも長く続きますように。。。

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