前回の続き・・ 「小学校PTA役員決め」について
学校からの資料には担当(総務部・広報部・企画部・保健厚生部)の年間活動回数は4〜5回と明記されているが、
実際の活動はこんなものではなかった。。。
PTA活動を実際やってみた感想・・
「そんな大変ではない。年数回の活動のみ」と決り文句を言うが実際は違った。
年間活動4〜5回というのは学校に集まるだけであり、
それ以外の8割の仕事は、LINE上で行ったり、自分で考えたり確認したり、かなりの時間を使う。(あくまでも私が経験した内容になります)
具体的な広報部の活動内容
役員が決まった当日に、担当部ごとに集まる。
①部長・書紀・データ・記事制作の係りを決める
くじ引きで決めた。1年生の保護者がなる場合もあり、もし、部長が1年生になったらほんと大変だと思う。
②ライン交換
後日連絡を取り合うため役員グループを作成する。
このLINEグループはかなりの頻度で利用する事となる。
記事が出来上がるまで
①何の活動を記事にするか年間計画表を見ながら決める
後に、コロナで中止になる行事が続出し、記事が埋まらなく大問題になる。。
行事は二度と無いので取材し直しは、もちろん出来ない。
②行事を取材をする担当者を決める
③この行事を記事にしていいか、それぞれの行事について担当先生へ確認する(返事はすぐこない)
④後日、NG行事が出た場合、再度記事にする行事を検討
学校に集まるか、LINEグループ内で記事にする行事を話しあう。
LINEのやり取りをしたが、これがかなり時間を取られ何日もかかる。
人によってLINEグループ内で無言の人ももちろんいる。
⑤行事に参加し、写真撮影しその後、記事を考え作成。
⑥その他(コロナの影響)
コロナで行事が中止になってしまった記事の代替行事を何にするか、LINEグループで話し合う。
(たまたま役員の中に高学年だけの行事で、個人的に写真をとっていたママがいて、その行事を記事にすることになった)
記事が出来上がったあとの訂正・修正
①記事の内容を部長に確認してもらい訂正修正する
②写真と記事を担当先生に確認
個人情報保護により移りたくない子どもが写り込んでいないか
記事の内容で間違いや不適切なものはないか教師に確認してもらう。
★個人情報保護法により子どもの顔写真の映り込みについて、保護者側の「未掲載希望」者が多くなっている。
③データを落とす
LINEにアップした写真と記事を、担当者がデータを落とす。
レイアウトと記事修正
①記事が全部集まったところで、レイアウトを考える(学校に集まりみんなで決める)
②レイアウトに合わせて、記事の文字数や写真の大きさを調整する。(後に印刷屋さんが微調整をしてくれる)
③使用文字の確認。
記事に載せる単語には決まりがありその確認と訂正。
例 ・・・数字なら漢数字「3」→「三」、 「子供」→「子ども」等
★最初からこの一覧表を、記事考える前に配っとけ!と思う。
④その他
記事をデータへ落とす時、落とし込む担当者がミス(文章が欠けていたり、誤字脱字)した事がわかり、再度記事を確認した。。。。
⑤印刷会社へ提出。
もちろん締切日があるので間に追う様ににすべての修正を完了させる!
広報誌配布準備日
①学校に集まり配布準備
出来上がった広報誌を、クラスや自治体へ配るので、必要な枚数を数えて別ける。
ここで1つの広報誌の仕事が終了。
大変な点をまとめると・・
非効率すぎる
とにかく、上記事で実際の活動内容を読めばわかるとおり
確認が多すぎて、効率が悪すぎる。
知らない人とのやり取り
まったく知らない人がほとんど。
その人達と活動しなければならない。
知り合いが増える点は良いかもしれない。
わからない人初心者だらけの集合体
右も左もわからない初心者集団で0から手探り状態で進めていく。
幸い上の子の時に、広報経験者がいた場合、その方に部長が聞いたりする事も多々ある。
「何がわからないのかさえわからない」
任期は1年だけなので、活動が終わる頃に活動内容を把握するが、効率改善するタイミングがない。
面倒な人とのやり取り
中には色々な人がいて、
ほとんどLINEグループに参加しない人・・・
簡単な仕事なのに私が一番大変と愚痴る人・・・
ただデータを落とすのにミスはするし愚痴る・・・
記事考える方が大変なのに・・
「記事、早く提出して!とも言っていたな・・この人。
士気が低い
みんな仕方なくやっているので士気がかなり低い
そんな方々が集まって活動する。
仕事を休まなければならない
ボランティア活動なので
午前中に集まる等、仕事を休まなければならない人が多く、
当たり前だが、無償で活動をしなければならない。
(ボランティアではなく実情は半強制な決め方ですが・・・。)
PTA役員決めについてはこの記事 →「小学校PTA役員決め」について
まとめ
実際に活動をしてみて
「保護者の協力(犠牲!?)から成り立っているPTA活動」
という印象が強く残りました。
しかし、先生との接点や、子どもの行事を間近で見ることができるの点は良い事だと思いました。
子ども達を「保護者」と「学校」が一体となって見守っていく事はとても大切な事。
しかし、昭和とは違い令和の今、「共稼ぎ率が世帯の半分以上」からも、
保護者の環境や状況が、だいぶ違うことは確かです。
広報誌は「委託」している学校もあるとの事。
「餅は餅屋」 きっと、すばらしい広報誌ができているに違いない。
保健厚生部は、教室のカーテンの洗濯も仕事の内の一つ。
ほとんどの人が(大きいカーテン)、コインランドリーで洗濯しているそう。
コインランドリーの料金は実費。
これも、平等ではない個人負担より、クリーニング屋へ「委託」の方がいいと思います。
★担当する部の仕事内容がどんなものか、情報を事前に可能なら集める事をオススメです。
そういう部は人気があるのだけれども・・・
広報部が2回目のママが「以前はこんな大変じゃなかった」と。
部長の人柄や性格により、活動内容が違ってくるんだなぁとも思いました。
最後に、もう一度「私の学区のPTA活動の場合です」ので・・・。
実際子どもが通っている学校の活動は、通ってみないと情報は入らないので、
PTA役員活動ってほんと難しい。。